サーカスコーヒー10年を振り返るシリーズ〜のれん編〜

新年もすっかり明けてしまっての

ご挨拶になってしまいました。

 

サーカスコーヒーも昨年12月を過ぎ、

晴れて丸10年目を迎えることができました。

本当にありがとうございます。

お客様に支えられての、お客様あってのサーカスコーヒーです。

遅ればせながら、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

文日記、ご無沙汰してしまいましたが

10年を振り返るシリーズの

「のれんのお話」です。

 

 

お店の顔といえば、看板はもちろんのこと、

こんな年季の入ったお店にはのれんがないとっ

と自分にプレッシャーをかけるかのように

絶対必要、と思っておりました。

 

のれん、

看板もあるのに、

自分で自分を追い込んでいたように思います笑

 

「この店には絶対のれん、要るわ」

と思っていたんです。

 

ではどんなのれんにしようか、

理想は老舗の和菓子屋ような渋いのをと思うのですが、

資金もないのに頼むのも、、、。

まず、どこに頼むのかさえわからない。

 

やはり作ろう、という思考回路になりました。

まず、生地探そう、好きな生地といえば、

みんな大好きmarimekko

 

のれんなのに全然和柄を考えなかったのも

今思うと不思議です。

 

調査のつもりでお店に見に行きました。

 

お店は間口が4メートルもあるんです。

こんなに幅があるのに、のれん垂らすと

どれだけの生地のメートル数がいるんだ、、、。

 

 

サーカスコーヒーの由来になっている

集まるの語源のある「circle」から

丸のイメージがありました。

 

いろんな色とりどりの生地の中にそれはありました。


テキスタイル

 

「おばあちゃんたちがお喋りしながら

ぐいぐい編んでるのね、みたいな毛糸の鍋敷き」(あくまで私の妄想です)

そんなテキスタイルの生地がありました。

 

色の切り替えもとってもいい配色で、なんかサーカス!

これぞサーカス!

 

失敗するかもわからんのに、

4メーターも贅沢に買えません。

じゃあ、

これをくり抜いて繋げたのれん作ろうと思ったのです。

 

でもいざ作るぞという時は

ハサミがなかなか入れれなくて、

オープンまで時間もないのに、丸2日は

そのまま眺めておりました。

 

だってmarimekkoの生地、

切り刻んで上手くいく保証もなく、エイヤーとハサミを入れて。

 

やっとの事でハサミを入れて畳の部屋で

あーでもない、こーでもないとやっと仕上げたのれん。

あの日からもう10年。

 

そうしてできたのれん1代目でした。


オープン当初


それがこの派手派手のれんでした。

 

派手派手すぎて、そら気になるわな、ていう感じの店。

でも何屋さんかわからない、

北山通りと大宮通りの角の店、

なんかめっちゃ気になる〜て思ってたあなたは

私のトラップにまんまとハマっていたのです。